12.06.2010

Fight!

みんな、「ファイト!」って本を知ってるかな?この本の著者、武田真弓さんは幼い頃にかかった高熱がきっかけで両耳の聴覚を失ってしまいました。
これが原因で高校を卒業するあたりまでいじめにあい何度も自殺を考えたそうです。
高校卒業後、ファッションデザイン学校に進んだ真弓さん、この頃から黒人男性に興味を持ち始めます。そして、一流企業に就職した彼女はその頃知り合ったアメリカ人男性と遠距離恋愛をはじめました。
真弓さんはどうしたら早くたくさんのお金をためて彼の元に行けるか考えました。
そして会社を辞め風俗嬢に転身したのです。

それからの真弓さんの人生はまるでジェットコースター。結局その黒人男性とは破局、行き当たりばったりで行ったNYで知り合った男性と電撃結婚をしてしまいました。
しかし、その男性はギャングでしかもHIV持ち!!彼から毎日のように暴力を振るわれ、お金も搾り取られ地獄のような日々を送っていました。
そんな生活をしばらく続け疲れた真弓さんはやっと彼と別れることを決意しました。

それからはストリッパーをしながら一人で生活をし、徐々に本来の彼女の姿を取り戻して行きました。

そして今はそこで知り合った素敵な黒人男性との間に3人のベイビーがいて幸せに暮らしています。


この本をはじめて読んだ時、まず思ったのは、とにかく「凄い!」この一言に尽きます。
そして、なんて強い女性なんだろって思ったんです。
私もNYに来てから色んなことがあって、何かあるたびに真弓さんの事を思い出していました。
真弓さんが乗り越えられたんだから私も大丈夫!!っていつも思ってました。

それが、今日、NY6年目にして、
武田真弓さんに電車の中で会ったんです!!!!!!


最初全く気づかなかったんだけど子供たち2人が私の向かいに座っていて、真弓さんは
立ってたんです。Brooklynではそんなに珍しくないけど、黒人とアジア人のミックスだったから私
まじまじと子供たちを見てたんです。それが、本と、かわいくて!!でも、なんか見覚えが。。。
で、もしかして真弓さん??ってだんだん思い始めて来た私。。。なぜなら彼女の本は写真がついていて、本が擦り切れるほど何度も読んでいたから。。。
そのうち席が空いておかあさんと一番上のお姉ちゃんも皆並んで座ったの。
そのときに確信!!一番上のナナちゃんは目が切れ長でものすごいかわいいの!!まさに、ブラックとアジア人のミックス!!ものすごい魅力的!!とっさに、モデルエージェンシーに入れたほうがいいんじゃないのーーー??って思った位!!多分10歳位だけど(笑)
4人で並んで皆で肩組んで座ってる姿を見てものすごく幸せそうだった。
降りるときに話しかけたらやっぱりそうだった。

真弓さん、とってもナイスであの本で読んだ真弓さんとは別人みたい。本と、お母さんなんだなーって思った。凄くナチュラルで優しかった。ずーっと会いたかったから嬉しかったなー!!

そして、子供たち全員がママ大好き!!ってオーラを出してました!!

電車を降りたあと、一人で嬉しくて鳥肌立っちゃいました!!

連絡先渡せばよかったナーー。チョッと後悔。。。


まだ真弓さんの本を読んでない人は是非読んでみてね!!

また、どこかで会いましょう~~!!って言ってくれた。

ほんとに素敵な女性&ママでした!!!

2 comments:

  1. あんな人だらけのNYで、
    こりゃまたすごい確率で出逢ったね。
    壮絶な人生だったけど、
    いい人に巡り合えて、幸せそうで勇気もらえるね。
    ところで、どうやって会話したの?手話?筆談?
    私は手話を習ってるけど、
    アメリカ対応じゃないんだよね。汗
    こっちの方を習っておけば良かった~。

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  2. すごいでしょーー??いつか絶対会えるって思ってたけど!
    真弓さん、普通に話しかけたよ。補聴器と、唇が読めるから!ちゃんとわかってくれたし、話もできるんだよ!

    本や、前にテレビに出たのを見た時は、ワナビー黒人!って感じだったけど今は、普通の良いお母さんって感じだったよ!!

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